お風呂が広くてよかった。
これで素泊まり4000円は安いわ。
昨日の鴨川駅からテクテク歩いて、国分まで戻る。
讃岐国分寺さんが今日の打ち始め。
なんとなく、土佐国分寺さんに似たところを感じる。
やっぱり、国分寺であれば、寺の作りは同じようになるよね。
二十八日なので、「今日はお不動さんの御縁日です」との張り紙がある。
こういうのは良いな。
お賽銭あげていこうかな、となるし。
十円玉への両替機があったのも良かった。
国分寺さんをあとにして、さ、今日も山だ、山。
これか‥‥
五色台というらしい。
これから行く白峯さんの他に、黒峯、紅峯、黄峯、青峯があるという。
由来は陰陽五行から来ているらしいが、
うちらからしたら白赤黄青黒でもあるよね。
どっちがどう、というか、
影響しあった面も多分にあるでしょ。
斜面の地肌が見えているところはこんな場所も。
白いぜ。
ここから名前ついたのかな。
詳しい人に任せる。
‥‥‥。
坂道きっつ。
ええー。
いかん、ナメてたわ、ここ。
なんかこの登りの時は変に蒸し暑くて、
額に巻いていた手ぬぐいが、早くももう2枚ビシャビシャに。
まずいな、手持ちの手ぬぐいはあと一枚だぞ。
一時間くらい登り続けて、やっとこ車道に出る。
地元の地図があったので見てみると
通ってきた道は『遍路ころがし』の表記。
やっぱそうだよな。
そう言われるくらいのキツさはあったよな。
そこからさらに一時間は歩いて、81番白峯寺さん到着。
「イノシシ出没 注意」の張り紙があちこちにある。
怖いので、白峯さんところの御守りの鈴を購入。
守ってくれよ。
道々に、色々と考えてみた。
宿に泊まるのが主体の歩き遍路の人は、竹林寺は来にくいだろうな、ということ。
My遊バスに、「お遍路さん 歩き直しチケット」とか作れないだろうか。
夕方〜翌朝に使える、竹林寺⇄高知中心部だけの往復チケット。
これがあれば、夜の高知の繁華街を楽しみつつ、ホテルの選択肢も広がるし、
翌朝は竹林寺の前からまたスタートできる、という
システム。
帰ったら企画してみようかな。
白峯さんから根香寺さんへの道すがら、
とてもよくウグイスが鳴いてるのを聞く。
山鳥がたくさんいるらしい。
ウグイスも
知らずや 唱うる
法華経の
惜しや 足しては
南無と一声
健真
うーん。
まだ推敲の余地はあるよねー。
根香寺さんの直前に、すごい遍路小屋を発見。
ここまで至れりつくせりなのは初めてだ。
有難いことである。
根香寺さんを打ち、一宮寺さんまでは、
5時に間に合うかどうかの瀬戸際だったが、
やめた。
急がない。
急げば間に合ったかもしれないが、
今は急いではいけない。
明日なんとかなれば良い。
一宮の駅までゆっくり、今日は歩くことにする。
鬼無(きなし)という町を通り過ぎる。
どうやらここは、盆栽の町のようだ。
埼玉の川口に行ったことがあるが、
あそこも盆栽をよくしていたな。
これは凄かった。
名付けて「横綱土俵入り」だそうだ。
分かるだろうか。
この、幹がぐるりと横に伸び、まるで土俵のごとくに平たく枝を伸ばしている。
写真ではなかなか凄さが伝わらない。
是非実物を見ていただきたい。
一宮までの道のりでは、川底も歩いた。
これ。
橋ではない。
大雨か何かの時は、完全に水没する道である。
普通に生活道路として、けっこう車が行き交っている。
一宮の駅着が5:30。
まあこんなもんか。
今日は、予想していたより山道が長かったせいだろう、思っていたより距離をとれなかった。
お町に出れば、なんとか一安心だな。
また明日。