2019年04月07日

三十五日目 野根から室戸岬へ

朝、また電車とバスを使おうとしたのだが、
お宿の方が送ってくれるとのことだったので
そのお接待に甘えることにした。
「民宿えびす」さんという。

とてつもなく掃除の行き届いたお宿だった。
この旅で泊まったところの中で一番綺麗。
リフォームしたばかりですか、と聞いたら、
11年前にしました、と。
新築かと見紛うばかりのピカピカさであった。
よほど心がけていないとあそこまではできない。
脱帽である。



さ。
今日も今日とて歩きまくる。
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送迎のおかげで、
予定より45分くらい早く野根に着いた。
7:15、歩き始める。
これなら今日中に東寺さんを打てるかもしれない。
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太陽サンサンである。


‥‥‥。
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‥‥‥‥‥‥。
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‥‥‥‥‥‥‥‥。
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行けども行けども、山と空と海と道。
今日の天気は晴れ&無風!
最高気温は22℃。
汗びっしょりだ。



室戸がキツい理由がわかった。

ここ、日差しを遮るものがなにもない。
ただただ暑くて何もない中を歩き続けるという苦行。
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歩き始めて数時間、
やっと出てきた休憩所がオアシスに見える。

午前中の、野根を出てからの約四時間。
民家、なし!
自販機、なし!
座る場所、なし!
日陰、なし!
なにも、なし!


いや、佐喜浜までくればお店のひとつくらいは有ったけど、
それだけでしたね。


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他の人はどうしてんのかな、と思ったけども、
仲間であるはずの歩き遍路の姿は
ほとんど見えず。
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やっぱりかー。
やっぱり、室戸前で帰った人多いのか。
それか、バスでひとっ飛びか。
(室戸に電車はないよ!)



人は人なり。
歩こうが、チャリで行こうが、車で回ろうが、
遍路は遍路。
それぞれ事情と、体調と、予算と、日程がある。
歩きでないといけないという縛りはどこにもない。

むしろ歩きの人ほど、
「自分はキツい道を選んでいるんだ」的な
「歩き≒偉い」という、
驕慢に気をつけなければならない。

誰も歩けなんて命令しねぇし。
自分で勝手にやってることだし。
自戒すべきなんだよ。
贅沢者ですよ。こちとら。
時間を湯水のごとく消費してるんだから。



室戸岬に近づいてきたころ、
ジオパークセンターの休憩所&トイレにて、
自転車遍路の韓国の方と知り合う。
ピョンさんというお名前のおじさんだ。
お坊さんの格好の遍路ということで、
えらく感動されてしまった。
ペットボトルのお茶をお接待で頂いた。

どこかの韓国系歩き遍路ブログかなにかで、
僧形の髭もじゃの男が居たら、
十中八九俺ですので、
まあ、よろしく。



室戸岬に着く。
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御厨人窟は、やはり残念だ。
人工物は、あそこには似合わないと思うのだが、
崩落の危険とあれば仕方ないのかな。。。
でもなぁ。。。
残念。

俺が高知にきた頃は、まだ普通に入れたもんな。
中から見た写真とかもいっぱい撮った。

自然の風化による劣化で崩れるなら、
それもまたひとつの諸行無常の表れだと思うが、
まあ、偉い人らが考えたことだろう。
黙っておくに如くはない。



東寺さんへの遍路道入口に
「灯台まで20分」
の文字。
灯台まで20分なら、お寺までも20分のはずだ。
この時3:45なり。

いける。
行って帰って、5時過ぎには宿に入れるな。

少しだけ登る。
うん。
うちの寺の遍路道(大島ルート)と、
どっこいどっこいやな、どっこいどっこい。



順調にお参りも済ませて、
少し寄り道。
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室戸灯台の横から、西を臨んで。

綺麗だわぁ。

誰も居ねぇわぁ。

(さみしい。)



また明日。
posted by 健真 at 21:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする